ウェルネスプランかこがわ(第2次健康増進計画・第2次食育推進計画)
86/224

72 【2】栄養・食生活 栄養・食生活は、生命を維持し、健康を保つだけでなく、食事を通じて家族や友人と交流することで、生活の満足度や幸福感を得られるなど、生活の質とも深く関係しています。 平成20年度(2008年度)からメタボリックシンドローム*対策に重点を置いた特定健康診査*、特定保健指導*が開始されていますが、加古川市特定健康診査受診者のうち、糖尿病又は糖尿病のリスクのある者(HbA1c[NGSP値]*が5.6%以上の者)の割合が8割以上となっています。そのため、糖尿病の発症予防及び重症化予防に重点を置いた食生活の改善に取り組むことが重要です。また、栄養バランスのとれた日本型食生活*の推進をはじめ、野菜摂取量の増加や減塩の推進等、健康的な食生活の実践と定着を目指します。 さらに、生涯にわたって健康的な食生活を実践し、望ましい食習慣を子どものころから身につけるよう、乳幼児期*からの食育を推進します。 <取り組みの方向> バランスのとれた食習慣の確立、ふれあいあふれる食環境づくりを目指します。 <目標> (1)規則正しくバランスのとれた食習慣を身につけている人を増やします。 (2)家族や友人と楽しく食事ができている人を増やします。 <目標実現に向けた取り組み> ●個人の取り組み● 乳幼児期* (0~5歳) 学童期* (6~12歳) 思春期* (13~19歳) ・1日3食規則的な食事リズムを身につけます。 ・生活リズムを整え、早寝・早起きをして、朝食を食べるようにします。 ・好き嫌いしないで、何でもバランスよく食べます。 ・毎食1品以上、野菜料理を食べます。 ・親子で一緒に、楽しく食事をします。 青年期* (20~39歳) 壮年期* (40~64歳) ・自分にあった食事内容と量についての知識を身につけます。 ・朝食を必ず食べ、欠食をなくします。 ・1日2回以上、主食*、主菜*、副菜*をそろえたバランスのよい食事をします。 ・脂肪分・塩分を控え、うす味を心がけます。 ・毎食1品以上、野菜料理を食べます。 ・家族や友人と一緒に、楽しく食事をする機会をつくります。 高齢期* (65歳以上) ・1日3食規則的に食事をします。 ・1日2回以上、主食*、主菜*、副菜*をそろえたバランスのよい食事をします。 ・脂肪分・塩分を控え、うす味を心がけます。 ・毎食1品以上、野菜料理を食べます。 ・家族や友人と一緒に、楽しく食事をする機会をつくります。 ・むせや誤えん*を防ぐために、しっかりよく噛んで食べます。

元のページ  ../index.html#86

このブックを見る